こんにちは、スキマです。今回は『チェンソーマン』113話「ペンギン見たい!」を考察していきたいと思います。ネタバレが多く含まれている記事になりますので、本編を見ていない方は注意して下さい。
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謎の女性の正体が判明!
チェンソーマン 第113話
— チェンソーマン情報局 (@chainsawmanjoho) December 6, 2022
女の子の正体はやはり飢餓の悪魔だった。
そして戦争の悪魔のお姉ちゃんってことは、残りの4騎士と思われる支配の悪魔、死の悪魔とも姉妹?
そしてキガちゃんって呼んで欲しいのねw#チェンソーマン #チェンソーマン2部 pic.twitter.com/ffCwhVIl8S
第108話「アサの大切なもの」から突然登場していた女子学生ですが、正体が飢餓の悪魔と判明しました。瀕死のユウコを蘇らせ、アサのことを妹と呼ぶ飢餓の悪魔について考察していきます。
1部からの伏線回収
『チェンソーマン』1部で第87話「チェンソーマンVS恐怖の武器人間」でマキマはチェンソーマンが武器人間と4人の騎士と争っていたと話しています。
4人の騎士というのが『ヨハネの黙示録』で登場する四騎士をモチーフにした悪魔のことで、死の悪魔、飢餓の悪魔、戦争の悪魔、支配の悪魔であるとファンの間で考察されていました。
『チェンソーマン』2部で戦争の悪魔(ヨル)が登場し、飢餓の悪魔の登場したことで、1部からの伏線が回収された形になります。
4人の悪魔は姉妹
飢餓の悪魔がアサのことを妹と呼んでいましたが、このことから死の悪魔、飢餓の悪魔、戦争の悪魔、支配の悪魔は四姉妹と推測できます。
『ヨハネの黙示録』では四騎士が登場しますが、第一の騎士が支配、第二の騎士が戦争、第三の騎士が飢餓、第四の騎士が死と、それぞれ役目があります。
四騎士の役割通りで行くと死の悪魔が長女、飢餓の悪魔が次女、戦争の悪魔(ヨル・アサ)が三女、支配の悪魔(マキマ・ナユタ)が末っ子になると考えられます。
4人の悪魔の特徴は?
『ヨハネの黙示録』の四騎士は象徴となる物を持っており、『チェンソーマン』でも反映されています。
第一の騎士(支配)の持ち物は王冠と弓になります。支配の悪魔であるマキマは第76話「開けちゃダメ」で、支配の能力を使う際に頭上に天使の輪のようなものを浮かべて、銃の悪魔の力を使用していました。支配の持ち物である王冠と銃がモチーフだと思われます。
第二の騎士(戦争)の持ち物は大剣になります。戦争の悪魔であるヨルは能力で人間や物を武器にすることができ、第98話「鳥と戦争」ではアサに好意を抱いていた教師田中を脊髄剣に変えました。戦争の持ち物である大剣がモチーフだと思われます。
第三の騎士(飢餓)の持ち物は天秤になります。飢餓の悪魔は108話「アサの大切なもの」で初登場しましたが、両耳の耳飾りが天秤のように見えます。飢餓の持ち物である天秤がモチーフだと思われます。
死の悪魔は登場していませんが、四騎士のモチーフ通りにいけば、疫病、野獣、黄泉などがモチーフになります。どのような形で登場するか楽しみですね。
馬の色は髪色なのか?
『ヨハネの黙示録』の四騎士が駆る馬は色がそれぞれ異なっており、支配が白い馬、戦争が赤い馬、飢餓が黒い馬、死が青白い馬に乗っています。
『チェンソーマン』では馬の色が、4人の悪魔の髪色に一つズレて反映されているとファンから考察されています。
支配の悪魔マキマは本来、第一の騎士モチーフなので白い髪のはずですが、一つズレて戦争の赤髪になっています。戦争の悪魔ヨルも一つズレて飢餓の黒髪になっています。
飢餓の悪魔の髪色はカラー登場がないため、まだ判明していませんが法則通りでいくと青白い髪(もしくは緑)になり、死の悪魔は白髪になると思われます。
デンジの言葉の意味
113話「ペンギン見たい!」は『チェンソーマン』1部に繋がる台詞が多かったので詳しく解説します。
アサの言葉を否定するデンジ
113話でアサと水族館デートに来たデンジですが、アサがデートの主導権を握っているため行きたい場所に行けず困っていました。
アサにペンギンを見に行くことを提案しますが、アサから「アンタは何も考えなくてもいいから」と言われてしまいます。
デンジは「俺はっ……俺はオレで考えることにしたんだ、イロイロ!」と言い、アサの言葉を振り切ってペンギンに会いに向かいました。
マキマさんの家に行った頃のデンジは自分で何も考えたくないって言ってました。
— チェンソーマン情報局 (@chainsawmanjoho) December 6, 2022
でもいろいろ経験して自分で考えるようになったんですね。#チェンソーマン #チェンソーマン2部 pic.twitter.com/T65FYfZhpU
『チェンソーマン』1部でデンジは自分で何も決めず誰かに言われるまま生きてきました。その結果、第81話「おてて」でマキマに言われたまま扉を開けて、パワーが死ぬことになりました。
デンジの「俺はっ……俺はオレで考えることにしたんだ、イロイロ!」というのは1部で自分で考えることを放棄していたデンジが、自分で考えて行動するということが分かる台詞になります。デンジの成長が見られるのは嬉しいものを感じます。
2部は1部のオマージュが多い?
アサとデンジは飢餓の悪魔により水族館に閉じ込められてしまいます。水族館の異変に気が付いたデンジは「地獄からめんどくせぇヤツが戻ってきたな…」と言います。第15話「エンドレス8階」で登場した永遠の悪魔を思い返した台詞になります。
コウモリの悪魔じたいは反復のサインでしかなくて、その役はGの悪魔にすぐ交代すんだ。いろいろ細かく踏襲してあって、2部でおおっぴらに見せたつまづいてすっころぶネタも「もと」からあったわ。せやから助けたのがネコやねん pic.twitter.com/avfLxtxze8
— インクエッジ (@02Curry) September 20, 2022
2部は1部を彷彿とさせる描写が多くあります。『チェンソーマン』では一度死んだ悪魔は記憶を無くして蘇りますが、2部が始まってからコウモリの悪魔、台風の悪魔、そして今回永遠の悪魔が復活して再登場しています。
悪魔だけでなく、描写も1部のオマージュとなる描写が多いです。
例えば第9話「救出」で猫を助けるために全力で走り、転ぶパワーの描写がありましたが、第102話「セーブザキャット」ではアサが猫を助けるために抱きかかえて走り、転んでしまいます。
第102話ではゴキブリの悪魔とチェンソーマンが闘っていますが、猫を救う場面、ゴキブリの悪魔を斬り倒す描写、車を悪魔が手に取る描写など第8話、第9話でコウモリの悪魔と闘うチェンソーマンの場面と類似しています。
作者の藤本タツキ先生は自身の漫画にセルフオマージュが多く入れておりますが、『チェンソーマン』2部は特に多く登場しています。何か意図があるかも知れませんね。
ファンの考察
チェンソ2部、コウモリの悪魔と戦って、これから永遠と戦うとしたら、次来るのは例の人ですよね?っていう考察聞いて全身が震えた
— しゃちえる (@saki_825) December 6, 2022
本当にそういう流れが来てるとしたら耐えられない
類似場面が多いこと、蘇る悪魔が多いことから2部のテーマは「復活」ではないかと言われています。『チェンソーマン』は聖書をモチーフにした場面、設定が多くありますが、復活はキリストに深く関わる言葉なので可能性は高そうですね。
また、ファンの間では次に来る敵は1部で登場したサムライソードではないかと言われいます。
まとめ
113話で飢餓の悪魔が本格的に動き出しましたが、永遠の悪魔をデンジ、アサがどのように攻略していくのか楽しみですね。
『ヨハネの黙示録』、飢餓の悪魔に関しての考察は「【チェンソーマン】108話考察 アサ(ヨル)を「妹」と呼んだ女性の正体は?」でも考察しているのでこちらも併せて読んで頂けると幸いです。
以上、『チェンソーマン』113話「ペンギン見たい!」を考察でした。
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