【チェンソーマン】ED「インザバックルーム」歌詞考察!syudou氏が込めた思いとは?

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マンガ・アニメ

こんにちは、スキマです。

今回は『チェンソーマン』ED曲の一つである「インザバックルーム」の歌詞考察になります。漫画『チェンソーマン』のネタバレがありますので、未読の方は注意して下さい。

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永遠の悪魔編がテーマのEDソング

参照:「インザバックルーム」アニメPV

「インザバックルーム」第5話のEDソングで、第5話は永遠の悪魔が登場してきた回になります。

永遠の悪魔は建物と同化し、建物内に入ってきた人間を無限に続く空間に閉じ込めることが出来る悪魔です。デンジ含めた特異4課は永遠の悪魔に誘い込まれてホテル内に閉じ込められてしまいます。

曲名の意味

曲名の「インザバックルーム」は永遠の悪魔を意識したものです。作曲したsyudou氏はインターネットミームである「The BackRooms」と絡めると面白いのではないかと感じ、曲名を決めたと述べています(参照記事「リスアニ」)。

「The Backrooms」は永遠に空間が続く異世界に突然飛ばされる…といった都市伝説でありネットミームでありシェアワールドです。ネット掲示板に投稿された写真(黄色部屋)をもとに物語が作られ、ネットに広がりました。

2022年にはケイン・パーソンズ監督が「The Backrooms」を元にした「The Backrooms(Found Footage)」という短編映画を作ったことでさらにインターネットミームとして拡散されていきました。

永遠の空間に閉じ込められる物語は似ておりピッタリの曲名ですね。

歌詞の意味

歌詞も永遠の悪魔編を意識させています。例えばこちらの歌詞。

一瞬の振興と引き換えに 

一生と心臓を渡すのさ 

永遠に続く不安と悪夢 

目覚めた時には毒虫になっていた

参照:YouTube-【syudou】インザバックルーム

永遠の悪魔の力でホテル8階から出られなくなった特異4課。永遠の悪魔はデンジの心臓を目的としていたため「デンジを喰わせれば他の人間は助けてやる」と契約を提示して来ました。長時間閉じ込めていたこともあって、気が狂ったコベニはデンジを包丁で殺そうとしてきました。

永遠に閉じ込められるという不安から永遠の悪魔の思惑通り、コベニが仲間のデンジを襲うという歌詞通りの展開になっています。

歌詞はこの後以下のように続いていきます。

うるせぇ外野を黙らせる

アンタがとやかく言わずとも

こちら側が殴り込んでやる

参照:YouTube-【syudou】インザバックルーム

永遠の悪魔に追い詰められてコベニ、荒井、姫野はデンジをナイフで殺そうとしますが、アキが身を挺して守ってくれました。出血多量のアキを見て周りは混乱しますが、デンジはアキを救うため、自ら永遠の悪魔へ飛び込んでいきました。

周りが混乱する中で永遠の悪魔に特攻を仕掛けるデンジを表しています。難しいことを考えず肉弾戦で決着をつけに行く姿がデンジらしくて格好いいですね。


デンジとマキマの対決も表現している?

参照:「インザバックルーム」アニメPV

永遠の悪魔編のテーマと言ってもいいほどの歌詞となっていますが、『チェンソーマン』1部の最終決戦であったデンジとマキマの対決も表しているのではないかと考察出来ます。

例えば以下の歌詞。

奴らの思考の外に出る

愛だかなんだか知らねぇが

望み通り深く堕ちてやるんだ

辿り着いたぜアンタの背だけを追って

この呪縛と束縛を逃れてやるから

参照:YouTube-【syudou】インザバックルーム

マキマは動物を使い相手の位置を知ることができ、また嗅覚が優れているため不意打ちで倒すことが困難でした。

11巻でデンジはマキマがチェンソーマン(ポチタ)のみしか興味がないことを利用します。チェンソーマン(ポチタ)をおとりにして、死体に隠れて背後からマキマを斬り付けることに成功します。

歌詞の通りにチェンソーマンを狂気的に愛しているマキマを上手く利用することでデンジはマキマを倒し、マキマの支配から逃れることが出来ました。

作曲したsyudou氏は「自分がデンジだったらどんな曲を作るだろう?」ということも述べている(参照記事「リスアニ」)ので、最終決戦のデンジの気持ちも入れたのではないかと考察出来ます。

また、他にもこのような歌詞があります。

思えば出会いは単純だった

キツめの酒を喰らったように

頭がぐらぐらぐらした

そして目があった

参照:YouTube-【syudou】インザバックルーム

1話でデンジはゾンビの悪魔を死に物狂いで倒し、その後すぐにマキマと出会います。「闘い疲れたデンジをマキマが抱きかかえる」というのがデンジとマキマの出会いですが、この歌詞はデンジ目線のマキマとの出会いを表しているのかもしれませんね。

syudou氏自身を表した歌詞でもある

『チェンソーマン』らしさが出ている歌詞ですが、syudou氏は歌詞後半は自身の音楽活動を重ねた部分が多いとも述べています(参照記事「リスアニ」)。

『チェンソーマン』は各話ごとにED曲が用意されており、多数の有名アーティスト、人気バンドが歌っています。syudou氏は「自分の爪痕を残していきたい」「これからも他のアーティストに負けないように音楽で戦っていく必要がある」という思いを込めて歌ったそうです。

それでも俺は一つ勝ち取った

眠れぬ夜や消えぬ後悔が

何度も何度も何度も何度も

何度もあったがここで歌っている

参照:YouTube-【syudou】インザバックルーム

「辛いこともあったが他の誰にも負けない自分だけの音楽を作ってきたぞ」というsyudou氏の意気込みが感じられますね。

syudou氏は同じボカロPであり、OP「KICKBACK」を歌った米津(ハチ)氏の大ファンであることを公言しています。歌詞にはこのようにあります。

愛だかなんだか知らねぇが

望み通り深く堕ちてやるんだ

辿り着いたぜアンタの背だけを追って

この呪縛と束縛を逃れてやるから

参照:YouTube-【syudou】インザバックルーム

米津氏に対するsyudou氏の激重感情が感じられる歌詞です。もしかしたらいつか米津氏に追い付きたいという思いもあるかも知れませんね。


まとめ

チェンソーマンをリスペクトしつつ、syudou氏自身の活動とも照らし合わせているというsyudou氏にしか作ることが出来ない曲になっていますね。

『チェンソーマン』には他にもED曲があるので、是非考察して見て下さい。

以上「インザバックルーム」考察でした。

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