こんにちは、嫁のスキマです。
今回は実写ドラマ3期が決定した「岸辺露伴は動かない」について紹介します。今回の記事を見れば
について知ることが出来ます。原作の「ジョジョの奇妙な冒険」「岸辺露伴は動かない」を知らない人でも分かる内容になっています。
逆にドラマ版の「岸辺露伴は動かない」を見たことない人でもドラマ版の魅力が分かるので是非参考にして下さい。
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「岸辺露伴動かない」とは?
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(4部)」に登場する岸辺露伴の1話完結型のスピンオフ漫画になります。
不定期掲載、複数雑誌で掲載されており、中にはファッションブランドGUCCIとコラボして描かれた物もあります。発売されているコミックスは今まで描かれた「岸辺露伴は動かない」シリーズを集めて編集したものになっています。
登場する岸辺露伴(きしべろはん)とは
トレードマークはギザギザした形状のヘアバンド。両耳たぶにつけペンのペン先を象った耳飾りを着けている。性格は非常に強引でかつ我侭であり、「自分が一番」で「オレ様」なところがあると評されている。作品のリアリティを何より重視し、創作のために自ら様々な体験をしなければならないという信念を持つ。癖の強い人物ではあるが、自らの正義に基づく倫理観は持ち合わせており、身内の危機には自分だけ逃げ出すということはせず、敵スタンド使いとも度々戦っている。
Wikipedia-岸辺露伴は動かない
岸辺露伴は「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(4部)」に登場する大人気漫画家になります。性格はプライドが高く、傲慢ですが漫画には並々ならぬ熱意があるキャラクターになっています。
リアルな漫画を描くために切り裂いた蜘蛛を舐めて、蜘蛛の味を確かめる奇行や、大けがした状態でケガの様子を漫画に書き留めたりしています。しかし、芯が強いキャラでもあり、「ジョジョの奇妙な冒険」では殺人事件で亡くなった少女のために事件の真相を暴こうと行動しています。
ジョジョの中でも人気キャラクターで、原作者の荒木飛呂彦先生も岸辺露伴のことは「漫画家としての理想の姿」として上げています。荒木先生自身のエッセイでは露伴と一緒に描かれたイラストを描くほど好きなキャラクターでもあります。
「岸辺露伴は動かない」の物語内容
タイトルの「動かない」は、「露伴は主人公ではなく、あくまで物語のナビゲーターである」という意味である。内容については岸辺露伴の「取材見聞録」「体験談」「取材先で体験した恐怖のエピソード」などと紹介されており、取材で遭遇した不可思議な現象を露伴がスタンドと機転で切り抜ける、または当該編主人公の体験を露伴が語るというパターンが多い。
Wikipedia-岸辺露伴は動かない
「岸辺露伴は動かない」の内容は露伴が取材中に遭遇した不思議な現象を描いた話になりますが、タイトル通り露伴が事件解明に動いたり、事件に大きく踏み込むことはないです。
ジョジョと言えばスタンドを使った熱いバトルですが、「岸辺露伴が動かない」では激しいバトルはありません。
「岸辺露伴は動かない」第1作の「懺悔室」では、懺悔室で後悔を語る男の話を露伴が聞いているだけでした。露伴は事件に対して大きく動くことはないですが、各話不思議と奇妙で面白い内容になっています。
「岸辺露伴が動かない」ドラマ版とは?
2020年より特集ドラマとしてNHK総合テレビ・NHK BS4Kにて放送。露伴役として高橋一生が主演、アニメ版『ジョジョ』を手がけた小林靖子が脚本を務めた。
Wikipedia-岸辺露伴は動かない
年末に特集ドラマとして放送された3話完結の実写ドラマになります。単発ドラマとは思えないほどクオリティが高く、原作の雰囲気を受け継ぎながらもドラマならではの奇妙な雰囲気で非常に面白いです。
高橋一生さんの演技も素晴らしく、「現実世界で岸辺露伴がいたらこんな感じだろう」と役者とキャラが大ハマりしています。放送後は大好評でTwitterトレンドでも関連ワードが上位に入りました。
単発ドラマでしたが、大好評につき2021年年末に続編となるドラマ2期が放送され、さらに2022年年末に3期目のドラマの放送が決定しました。主演は引き続き高橋一生さん、ドラマ版ヒロイン泉京花は飯豊まりえさんが続投なのも嬉しいです。
\第3期 12月放送決定!/
— NHKドラマ (@nhk_dramas) August 19, 2022
ドラマ【#岸辺露伴は動かない】
「ヘブンズ・ドアー
今、心の扉は開かれる―――」
視聴者のみなさんの熱い声援にこたえ、#荒木飛呂彦 原作漫画の実写化第3弾決定!#高橋一生 と #飯豊まりえ による露伴と京香のかけあいも健在です!お楽しみに!https://t.co/p8ddW8QcFj pic.twitter.com/Q92C8PqJ7M
原作との違い、ドラマ版の魅力について
ドラマ版には原作と異なる設定があります。原作では露伴邸宅は住宅街でしたがドラマ版では郊外に存在します。
ちなみにドラマ版で使われている邸宅は葉山加地邸は実際に泊まれる国指定登録有形文化財で宿泊値段は1泊21万以上する豪華な邸宅になります。公式サイトからも確認することができます。
原作とは異なる設定がされている本作ですが、その要素がドラマ版をさらに面白くしているので紹介していきます。
ヒロインの泉京花の存在
ドラマ版には漫画編集者の泉京花が登場します。好奇心が強く、自由奔放な京花に最初は露伴も煙たがっていましたが、付き合いが長くなるに連れて心を許すようになります。
京花も漫画の資料集めや露伴の代わりに編集部に融通が利くように頼んだりと良き相棒として活躍します。そんなヒロイン兼相棒の泉京花ですが、実は原作には「富豪村」1話にしか登場しないゲストキャラになります。
ドラマ版では原作1話のみのゲストキャラとは思えないほどキャラが濃く、「岸辺露伴は動かない」の世界観になくてはならないキャラになっています。
傲慢で取っつきにくいが漫画に対する情熱が誰よりも高い露伴と、元気で明るく好奇心がある泉京花との掛け合いがとても良いので、是非見てもらいたいです。
スタンドが登場しない
結論から言うとドラマ版はジョジョを知らない人でも分かりやすく、なおかつファンにもジョジョらしさを感じてもらえる要素を残しているのがドラマ版の魅力になります。
大きくそのことを表しているのがスタンドの存在になります。スタンドと言えば「ジョジョの奇妙な冒険」を象徴するものの一つです。そもそもスタンドとは
「ジョジョの奇妙な冒険」「岸辺露伴は動かない」に登場する露伴もスタンド使いで「ヘブンズ・ドアー(天国への扉)」というスタンドを使います。
ドラマ版ではスタンドが登場しません。従って「ジョジョの奇妙な冒険」のような激しいスタンドバトルやスタンドの姿もありません。しかし、ドラマ版ではスタンド能力を「ギフト(天から頂いた贈り物)」と表現して。能力だけは使えるようになっています。
「ジョジョの奇妙な冒険」と言えばスタンドが真っ先に出てくるファンも少なくないです。では、なぜ象徴させる要素をドラマ版はなくしているのでしょうか。
公式からは「スタンド能力の仕組みを省いたのはジョジョの奇妙な冒険を見たことがない視聴者でも入り込めるようにするため」とありました。
ドラマ版の魅力はジョジョの奇妙な冒険を知らなくても入り込める物語にあります。他にもドラマ版ではジョジョ立ち、特徴的な擬音語は多く出て来ません。ドラマ版は初見では分かりにくい原作の要素を減らしながらも露伴の特殊能力、個性的な登場人物、奇妙な物語となくしてはいけないものはしっかりと入れています。
例えばドラマ版第2話の「くしゃがら」では言葉に取りつかれた奇妙な人物として志士十五というキャラが登場しますが、奇妙な言い回し、不穏な行動はまさしくジョジョらしさを最大に出しています。ピザを持って登場するシーンは是非見てもらいたいです。
ドラマ版第5話の「背中の正面」は「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するスタンド(チープ・トリック)が原作となっている話になります。ドラマ版ではジョジョの奇妙な冒険を詳しく説明せずに物語を展開していますが、違和感なくジョジョらしさを表現していて素晴らしいドラマになっています。高橋一生さんの露伴らしい演技にも注目してもらいたいです。
ジョジョ知らない人でも分かりやすく、なおかつファンにもジョジョらしさを感じてもらえる奇妙で不穏な要素を残しているのがドラマ版の魅力です。
さらに一歩踏み込んだ物語
原作「岸辺露伴は動かない」は1話完結でなおかつ不定期掲載だったため、一つ一つ物語は独立しております。しかし、ドラマ版「岸辺露伴は動かない」は物語が繋がっており、各話伏線を残していきます。
ドラマ版でも露伴は超常現象に出会った時にギフトを使い回避していきますが、時に大きな謎を解くために動いたりします。面倒ごとだと分かりながらも漫画家としての好奇心が抑えきれない露伴の行動はとても面白く、原作にはなかった一歩踏み込んだ物語を楽しむことができます。
まとめ
ドラマが始まる前は「あの独特の雰囲気をどう表現するのか」と気になっていましたが、ドラマが始まった瞬間に次話が待ち遠しくなるほど引き込まれました。
ドラマ版でもアニメ岸辺露伴の声優櫻井孝宏さんが声で出演しているのもファンとしては嬉しかったです。今年の年末にもドラマ「岸辺露伴は動かない」の新作が放送するので、是非この機会にご覧ください。
以上、ドラマ版「岸辺露伴は動かない」についてでした。
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