アニメ版『星のカービィ』のBlu-rayBOXがトレンド入りした理由　アニメ版ってなに？

8月11日に開催された「星のカービィ　30周年記念ミュージックフェスティバル」にて、アニメ版『星のカービィ』（アニカビ）のBlu-ray　BOXの発売が決定しました。

アニメ版『星のカービィ』は2001年から2003年まで放送されていたアニメで、なんと19年前のアニメになります。

19年前のアニメにも関わらずBlu-rayBOXの反響は大きく、発表された瞬間「アニカビ」がTwitterトレンドの1位になりました。

8月11日のTwitterトレンドランキングでは28位カービィフェスよりも22位にアニカビが入っており、瞬間的とは言え30周年記念ミュージックフェスティバルよりも注目度の高い話題になります。

では、なぜ19年前に放送されたアニメのBlu-rayBOX発売だけでこんなにも話題になるのでしょうか？

結論から言うと、アニメ版『星のカービィ』は人気があるにも関わらず、Blu-rayBOXの発売が決定するまで動画配信、再販DVDなどが今まで一切なかったためです。

今回のブログでは、アニメ版星のカービィ大ファンのスキマが

を詳しく説明します。アニメ版『星のカービィ』を知らない人でもこのブログを見ればバッチリ分かるので、是非見て下さい。

アニメ版『星のカービィ』とは

『星のカービィ』（ほしのカービィ）は、任天堂・ハル研究所のゲームソフト『星のカービィシリーズ』を原作とし、2001年10月6日から2003年9月27日まで放送されたテレビアニメ

登場人物のほとんどが1頭身から2頭身のキャラクターであり、劇中にバトルシーンが存在する。一見低年齢層向けのアニメの体裁をとってはいるが、シリアスな回の他にも環境問題などの大量の社会風刺を盛り込んだ回や大人にしか到底分からないようなネタやパロディなどを挿入している回が多く存在しており、子どもから大人まで楽しむことができるアニメとなっている。

Wikipedia-星のカービィ（アニメ）

アニメ版『星のカービィ』は全100話のアニメで2001年から2003年の朝7時に放送されていました。監修はゲームカービィシリーズ、大乱闘スマッシュブラザーズの生みの親の桜井政博さんという大物。

当時のアニメにしては珍しい3DCGを使っており、アニメイラストと混同しても違和感なく使われています。視聴率は平均5％、最高視聴率7％と朝のアニメにしては視聴率も高く、当時から根強い人気があったことが分かります。

アニメ版『星のカービィ』の物語

邪悪なる闇の帝王ナイトメアが「魔獣」と呼ばれる生物兵器を作り出し、宇宙のいたるところに送り込み宇宙の征服を企てた。しかし魔獣を造るうちにナイトメアに反発するものが出てきた。そしてメタナイト卿をはじめとする自由と平和を愛する正義の心を持つ「星の戦士」達は、ナイトメアを滅ぼすため、「銀河戦士団」を結成して戦いを挑んだ。しかし、無尽蔵に繰り出される魔獣の前に戦士団は崩壊。

そんなある日、宇宙のどこかで次世代の星の戦士「カービィ」が生まれた。そして、カービィはどこからか手に入れた宇宙艇の中で眠りにつきながらナイトメアに対抗する力をつけることになった。しかし、星の戦士の宇宙艇は自動的に魔獣のいる星に向かう機能があり、ポップスターの魔獣の存在をキャッチした宇宙艇はカービィを予定よりも200年早く目覚めさせ、何も知らない未熟な赤子同然のカービィは宇宙艇を操縦できず、そのまま「プププランド」に不時着してしまった。

不時着後カービィはプププランドに住むフームやブン達と友達になり、彼らの助けを借りながらナイトメアを打倒するために魔獣と戦うことになった。

Wikipedia-星のカービィ（アニメ）

未熟な星の戦士カービィがプププランドで暮らしながらも悪の帝王ナイトメアを打倒するため、魔人と闘いながらプププランドで過ごす物語になっています。

物語の本筋はナイトメアを倒すのが目的になりますが、ほとんどの物語が島の王様、デデデ大王の悪巧みから始まる島での話（日常回）になります。日常回にはパロディ、社会風刺を含んだ話も多くあります。

例えば『第38話  読むぞい!驚異のミリオンセラー』ではハリーポッターを元ネタにした話があり、アニメ内で「パピー・ポッティと愚者の石」というミリオンセラー小説が登場します。元ネタをほぼそのまま出しているのも凄いですが凄いのはさらにここから。活字が読めずブームに乗り遅れたデデデ大王が怒り、村中の小説を無理やり奪い集めると、禁書扱いにして全て燃やすというとんでもないことをやります。

『第73話　まわれ!回転寿司』では回転寿司を住民に無理やり食べさせるためにデデデ大王が村中に回転寿司のレーンを設置する場面があります。住民の家の壁をぶち壊し、寿司レーンを設置する光景だけでも狂気的ですが、時間経過とともに寿司が腐っていくというリアルな描写まであります。アニメ版『星のカービィ』の人気の一つが朝の子ども向け番組とは思えないパロディ、社会風刺（リアル描写）がある所です。

もちろん、それだけでなく感動、熱いバトルも多くあります。

「第21話　王女ローナの休日」では別惑星から来た王女様の物語になります。王女としての責務を感じながらも、村で過ごす穏やかで楽しい日々を感じる王女様の描写は当時見ていた子どもの私でも寂しく胸にきました。

「第35話　栄光のプププグランプリ前編」「第36話　栄光のプププグランプリ後編」はアニメで初めての前後編ある物語になります。プププランド全体を使って行われるレース回になりますが、レースの迫力があるのもはももちろん、カービィが星の戦士としての成長する回でもあるので激アツな回でもあります。

アニメ版『星のカービィ』は全100話ありますが、そのどれもが強く思い出に残る話になっています。19年たった今でも人気が高いのがよく分かりますし、私も大好きです。

なぜTwitterトレンドに入るほどBlu-rayBOXの反響が大きいのか

放送が終了して19年ほどたつアニメ版『星のカービィ』ですが未だに根強い人気があります。しかし、Blu-rayBOX発売がTwitterトレンド上位になるほど反響があったのは人気だからという理由だけではありません。以下の大きな理由があります。

現在アニメ配信サイトに「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」「dアニメストア」等ありますが、アニメ版『星のカービィ』はどこにも配信されていません。

DVDも当時販売されたものしか残っておらず入手困難なためプレミア価格が付いています。DVDを全て揃えたとしてもDVDには40話ほどしか収録されていないため、全話見ることが不可能になっています。つまり、現在アニメ版『星のカービィ』を視聴するのは非常に困難になっているのです。

ファンからは動画配信サイトからの配信、再販DVD販売が強く望まれていました。しかし、公式からは全く何もありませんでした。このことに関してファンからは

• アニメ版『星のカービィ』を制作したスタジオが現在なくなっているから、DVD再販が難しいのではないか
• 過激なパロディ、社会風刺がアニメに含まれているため動画配信は難しいのではないか

と言われていました。

10年以上公式から反応がないままだったので、ファンも諦めていましたが、2022年「星のカービィ30周年」特設サイトに一筋の光が見えます。

なんとアニメ版『星のカービィ』がいます！！！！

アニメ版で一番カービィと過ごしたフーム、ブンのぬいぐるみを持っているのがもう感動して、私はこの画像を見た瞬間泣きました。

ちなみにこのアニカビイラストはぬいぐるみにもなっているのを30周年記念店で見つけてすぐ買いました。

めちゃくちゃかわいいぃぃぃぃ！！！！公式ありがとう！！

ピンクが濃いのがアニカビらしさがあって良いし、30周年のサインが足に入っているのもアニカビもカービィシリーズの一つだと分かってめちゃくちゃ嬉しいし、嬉しそうにフームとブン持っているのが本当良い・・・

10年以上何もなかったため、公式から忘れられたかと思っていた中でのイラスト、グッズ化はとても嬉しいものでした。

そして、8月11日「星のカービィ　30周年記念ミュージックフェスティバル」にてリHDリマスター版100話完全収録のBlu-rayBOXの発売が決定しました！

ファン待望の完全収録になるのが何より嬉しかったです。当時アニメ版星のカービィを監修してくれた桜井政博さんが今でも大切にアニメをDVDにして持っていたことも嬉しかったです。最高のサプライズ告知になりました！

私のように待っていたファンは多く、また配信、再販が絶望的な状況でBlu-rayBOXの発売は奇跡的なものでした。

大歓喜したファンが喜びで叫んだ結果がアニメ版星のカービィBlu-rayBOXのトレンド入りした結果になります。

まとめ

アニメ版『星のカービィ』のBlu-rayBOXは今年冬発売予定になります。是非アニメを見てもらいたいですがBlu-rayBOXは恐らく10万以上すると思うので、この機会に気になった方はレンタルショップで借りて見て下さい。恐らくレンタルショップにも並びます！めちゃくちゃ面白いです！！

以上、アニメ版『星のカービィ』について、アニメ版星のカービィがトレンド入りした理由でした。